加納俊輔 | KANO SYUNSUKE 客室展示「stone age in the woods」
2018.08.06
加納俊輔展「stone age in the woods」
会期:2018年8月9日(木)-2018年11月1日(木)
客室展示:RCHOTEL京都八坂 301号室、302号室(※宿泊客のみ公開)
一般公開展示:RCHOTEL京都八坂1Fロビー 15:00-22:00
※9-10月に作品上映イベントを屋上にて予定。
この度RC HOTEL 京都八坂では、京都を拠点に活動する現代美術家 加納俊輔の展示「stone age in the woods」を開催します。
もともと版画から出発した加納は現在主に加工を施した写真を物質的に扱った、視線を惑わすような作品で知られています。
画像が折り重なる多層的なレイヤー構造を持った平面作品、木や石などの物体にその物体の表面を複写し貼り付け、さらに幾度も画像加工を施した立体作品等は、イメージとイメージ、イメージと物体の重なり合いから、写真のもつ物質性を考えさせられるとともに、凝縮された時間、または固体となった映像、といった感があり、鑑賞者に特異な視覚体験をもたらせます。
最近では出自を同じくする3名の作家ユニット「THE COPY TRAVELERS」、彫刻や絵画といった異なる切り口の作家2名との造形実験など、複数名での制作を通じさらに活動の範囲を広げ、内容を深化させています。
今回の展示「stone age in the woods」では作家の持ち味と言える従来の手法を駆使した作品とともに壁面にシルクスクリーンを直接プリントし、その上に画像や物質を重ねる新作も発表します。
そして今回当ホテルとしては初めて、客室だけでなく1階ロビーを使用し展示の一般公開も行います(※客室展示は宿泊者のみ公開)。
この機会にRC HOTEL 京都八坂にぜひお越しください。
加納俊輔
大阪府生まれ。2010年、京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科修了。現在、京都在住。写真(を撮る/を視る)を主なメディアとして扱い、イメージと物体の関係性についての考察を軸に、「視る」という体験を捉え直す試みとして平面、立体、映像と多岐の表現形態で展開している。
http://kanoshunsuke.net/