(次回展示のお知らせ) qp展 「2040年11月10日は土曜日である」
2020.11.03
qp展「2040年11月10日は土曜日である」
会期:2020年11月10日(火)-2021年2月14日(日)
会場:RC HOTEL 京都八坂1Fロビー、301、302号室(※客室は宿泊客のみ公開)
住所:〒605-0827 京都市東山区八坂上町370番地
電話:075-354-5406
▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️
紙は平面だと思われているが、薄いながらも側面があり、もちろん裏面もある。
そのことはあまり注目されていない気がするが、自分はその前提(条件)を含めて絵を考えている。
今回の個展では、今年6月に発表した、特殊な手法を用いた水彩画をさらに立体的に展開させることを意図している。
正方形の台の上に、木の棒を柱のように何本も接着し、その棒と棒の間に絵をいくつも渡すことで作品にしている。
この作品はどの方向から見ても見え方が変わり、正面が存在しない。
今回発表する作品をなんと呼べば良いのか、自分でもまだ整理されていない。
制作の当初の意識では絵の延長ではあるが、呼び方によっては彫刻と呼ぶ事も可能だろう。
また見た目としては建築の模型のようにも見えるかもしれない。
(連続した窓が描かれているようにも見えるため、建物に見えやすくなっている)
立体作品と呼ぶと丸く収まるような気はするが、本当にそれで良いのか自分でも判断できない。
作品を組み立てる紙の水彩画(表裏両面描かれている)は、この立体的な作品を作るための建材の役割をしている。
これらの作品のタイトルは、完成した日にちに20年足したものとした。
2020年10月3日に出来たものなら、「2040年10月3日」という具合である。
なぜ未来の日付けにするのか、なぜそれが20年という数字なのかは自分でも分からない。
なにかの直感が働いたのだろうか?
ただ、現在ではなく過去でもなく未来にしたかった。
ひとつ言えるのは、このタイトルは時間の経過にしたがって意味が変わっていくだろう。
そして20年経った後は、未来であった日付が過去になるだろう。
-qp
qp / キューピー
画家、装飾考案
〔個展〕
2020 「明るさ」(Alt_Medium / 東京)
2019 「セルヴェ」(パープルームギャラリー / 神奈川)
2012 「私たちは夜です」(Black bird White bird / 京都)
2011 「残す」(はちどり / 東京)
2010 「頭部について」(東中野徒歩一 / 東京)
2008 「灯台へ」(新宿眼科画廊 / 東京)
2007 「それを見ている」(ガーディアン・ガーデン / 東京)
他グループ展多数。企画した展覧会に「べつの星」(UTRECHT NOW IDeA / 東京)がある。
〔WEB site〕
https://akarusa.tumblr.com/